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子宮体がんの予防法

子宮体がんになるのは、極力避けたいものです。今回は日常生活で始められる子宮体がんの予防につながる方法を調査し、まとめました。

たばこ

たばこは吸わない

がんのリスクを抑えて予防へつなげるためには、たばこを吸わないことがとても重要といわれています。たばこは肺がんをはじめとする様々ながんの原因になるリスクがあることが科学的にもわかっています。加熱式でも普通のたばこでも発がんのリスクが高いため、吸わないようにすることが予防の第一歩です。

他人のたばこの煙を避ける

本人がたばこを吸わない場合にも、他の人がタバコを吸った際に煙を吸ってしまって受動喫煙をしてしまうことがあります。受動喫煙をしてしまうとたばこを本人は吸っていなくても悪影響が出てしまうため、たばこの煙は極力避けるようにしましょう。

お酒

節酒

アルコールやアルコール脱水素酵素(ADH)の作用によりできたアセドアルデヒドには、発がんのリスクがあることがわかっています。お酒は大量に飲まずに少し楽しむ程度の節酒をするように心がけましょう。特に二日酔いしやすいタイプの方や少量のお酒で赤くなってしまう体質の方は、体の中にアルコールを分解する水素酵素(ALDH2)の働きが弱い可能性があります。このような体質の方は、アセドアルデヒドによる発がんのリスクがより高くなる傾向があります。飲酒をする場合には注意が必要です。

食生活

塩分を控える

塩分はとりすぎてしまうと、がんのリスクが高まる原因になってしまうと言われています。これは、魚や野菜・漬物などの食品と胃の中の硝酸により作り出されるニトノロソ化合物が、胃がんのリスクを上げることからいわれています。減塩を心がけてがんのリスクを抑えることが、子宮体がんの予防にもつながっていきます。

野菜と果物をとる

肉や魚ばかり食べてしまうと栄養バランスが偏るだけでなく、がんのリスクを抑える栄養素もとり損ねてしまう可能性があります。野菜や果物には、体内にある活性酸素を取り除くはたきがあるビタミンA・Cやがんの発症リスクが低いβカロテンが含まれています。バランスの取れた献立で、緑黄色野菜や果物積極的に摂取してがんのリスクを下げられる食事をしましょう。

運動

活発な身体活動によりがんになるリスクは低下する

がんのリスクを抑えるには、仕事や趣味で体を動かしたり運動したりすることが大切です。運動して体を活発に動かすことで全体的にがんの発生リスクを抑えることにつながります。日頃から適度に体を動かすことが大切です。

推奨される身体活動量

運動を行う際に推奨されている身体活動量は、年代別に目安が設定されています。16~64歳は呼吸が少し荒くなり、汗がにじんでくる程度の運動を1週間に1時間程度、もしくは歩行以上の運動を毎日1時間程度とされています。65歳以上の場合は寝たり座ったりした状態以外で、散歩や運動などを毎日40分以上行うことが目安。このように、年齢ごとの身体活動量を目安に運動していきましょう。

適性体重を維持

太りすぎ痩せすぎに注意

太りすぎてしまったり痩せすぎたりしてしまうと多くの場合、がんのリスクが高まるとされています。もちろん、子宮体がんもリスクが高まるがんの一つ。適正な体重を維持するには、運動やバランスのとれた食事に加えて体重のチェックも大切です。BMIの計算方法を参考にして適性体重をチェックし、キープしていきましょう。

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