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子宮体がんの再発・転移

再発・転移とは

よく「がんが再発した」「転移が見つかった」という言葉を耳にしますが、「再発」と「転移」では似ているようで言葉の意味は異なります。

「再発」とは、治療によって肉眼では確認できなくなったがん細胞が再び大きくなり、肉眼でも見えるようになることを指します。

「転移」は、まだ治療したことが無い部位や再発した部位にがん細胞が広がっている状態を指します。

再発は一度肉眼で確認できない程度まで治療を行ったがんが再度肉眼で確認できる程度まで大きくなってしまった状態を示す一方、転移は以前あったかどうか関係なく、がん細胞が他の部位に広がった状態を指します。

多くが5年以内に骨盤内再発する

子宮体がんには、子宮や卵巣を手術で摘出した後に骨盤内に子宮体がんが再発する「局所再発」と肺や肝臓をはじめとした離れた位置に再発する「遠隔再発」があります。このうち、多くが5年以内に局所再発しています。そのため、「局所再発」を1~5年の間で再発すると言われています。割合としては、8~9割ほどの患者が再発すると言われていいます。そのため、治療を終えてからも5年以内は特に注意が必要です。

再発してしまった場合には、がんの病巣の数や切除ができるかどうかによって手術療法・放射線療法・化学療法を使い分けて行われます。

再発に素早く気づくために、多くの医療機関で子宮頸がんの治療後の3年以内は1~3ヶ月、4~5年は6ヶ月といった形で短めの期間で定期的に検診を行い、6年目以降も定期的に診察や検査を行っています。

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