がんカルテ 東京の病院に在籍する子宮体がん手術の医師 » 治療の前に知っておくべき子宮体がんのこと » 子宮体がんの生存率

子宮体がんの生存率

子宮がんはどのくらいの生存率があるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

子宮体がんの生存率は?

子宮体がんの場合、初期段階の生存率は70~95%とされています。また、その多くが治癒に成功しています。

子宮体がんはがんの中でも初期症状で発見されることが多く、多くがステージⅠA期やⅠB期で発見されます。そのため治癒できる可能性が高く、亡くなる方の割合は子宮体がん患者全体の約1/3程度です。

一方、発見が遅い場合には生存率は低くなります。Ⅳ期で発見された場合、5年生存率は17.2%と大幅に下降してしまいます。また、タイプによっては再発の可能性も高いため注意が必要です。

※参考サイト
がん治療.com(https://www.ganchiryo.com/type/index12-3.php#.E5.AD.90.E5.AE.AE.E4.BD.93.E3.81.8C.E3.82.93.E3.81.AE.E7.94.9F.E5.AD.98.E7.8E.87.E3.83.BB.E4.BA.88.E5.BE.8C
岡山済生会総合病院(https://www.okayamasaiseikai.or.jp/disease/gynecology_cancer.html

子宮体がんの外科手術方法

ロボット支援手術

「da Vinci(ダヴィンチ)」と呼ばれるロボット支援手術は、1990年代後半に米国で開発された手術方法です。手術操作はあくまでも医師が行い、ロボットは医師の繊細な動きを再現します

腹部に開けた小さな穴から手術器具を差し込み、医師はモニターに映し出された3D画像を元にロボットアームを遠隔操作します。炭酸ガスでお腹を膨らませて手術する空間を作り出すため、出血量を抑えることができるほか、最小限の傷口で手術を終わらせることが可能です

腹腔鏡手術

腹腔鏡と呼ばれる、直径0.5~1cmほどの長い棒状のカメラを用いた手術です。ロボット支援手術同様、炭酸ガスでお腹を膨らませて手術が行われます。

手術の様子はテレビモニターで観察しながら、鉗子と呼ばれる特殊な細い機械が用いられます。お腹を全て開くわけではないため、身体を傷つける面積が少なく済む点が特徴です。

容易に体腔深部を観察でき、映像を拡大しながら手術を行うことができるため、術後の痛みの軽減はもちろん、歩行や食事までの期間を短縮することも可能です。

開腹手術

昔から最も一般的な治療とされてきたのが、この開腹手術です。言葉通りお腹を開き、手術を行う方法を指します。

お腹を開く面積が広いため、術後患者に大きな負担が掛かるだけでなく、合併症のリスクも高まります。昔は一般的な方法でしたが、現在は先に紹介した2つの手法が一般的に活用されていると理解しましょう。

外科手術ならロボット支援手術も視野に

安心かつ安全な手術を希望するなら、ロボット支援技術を検討してみるのはいかがでしょうか。国内で実現できる病院は限りがあるものの、術後の負担を最小限に抑えることが可能です。担当できる医師をぜひ見つけてはいかがでしょうか。

子宮体癌・その他婦人科疾患の
医師をご紹介します
(東京エリア及びその他)

ピックアップ関連記事